自炊マニュアル
-スキャナ富士通ScanSnap S1500の設定-
スキャナ富士通ScanSnap S1500の設定
自作電子書籍の出来を左右するスキャナの設定
せっかく苦労して自炊したのだから最高の環境で最高の電子書籍ライフをおくりたいですよね。
スキャナの設定と言っても、どんな端末で読むのか?どのようなスタイルで読むのかによって違ってきます。
ここでは今後のことも考えた最適な設定をお教えします。
おすすめ設定
メニューから詳細を開いて
画質の選択 | スーパーファイン |
カラーモードの選択 | カラー |
読み取り面の選択 | 両面読み取り |
継続読み取りを有効にします | オン |
(オプション)文字をくっきりにします | オフ |
(オプション)白紙ページを自動的に削除します | オフ |
(オプション)文字列の傾きを自動的に補正します | オフ |
(オプション)原稿の向きを自動的に補正します | オン |
(オプション)原稿を上向きにしてセットします | オフ |
ファイル形式の選択 | PDF(*.pdf) |
テキスト選択の認識 | オフ |
原稿サイズ | サイズ自動検出 |
マルチフィード検出 | 重なりで検出(超音波) |
圧縮率 | 3(標準) |
上記の設定でB5サイズ350ページの約70MBになります。
この設定の状態でもすべての端末で快適に読めると思いますが、さらにこだわりたい方は、各端末ページの設定ページを御覧ください。
設定に関して
ScanSnap S1500には添付ソフトとしてScanSnap Organizer、Adobe® Acrobat® 9 Standard 日本語版(Windowsのみ)が付属しています。
ScanSnap Organizer、Adobe® Acrobat® 9 Standard 日本語版では後でまとめてファイルを変換してくれる機能が付いています。
まず上記の設定でファイルを読み取って、各端末ごとに合わせたファイルに添付ソフトで後からまとめて変換することをおすすめしています。
なぜなら、現在ではAndroid、iPadではPDFファイルを開くのは遅いですが、端末やアプリの性能は向上するからです。
実際にKindle3では非力な端末ながらPDFファイルを快適に読むことができます。
一度取り込んだ電子書籍ファイルはどうやっても元には戻せません。
そのため、品質の良い状態で取り込んで、後で変換する方が今後のためになります。